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物件のことは大下が伝授!
大下 達哉 株式会社 さくら事務所
日々のインスペクションの現場から、重要なポイントをお伝えします。
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| プロフィール |
イギリスの建築批評家、レイナー・バンハムの言葉です。
バターを切る時には、それに適した大きさのバターナイフを使うのが普通で、斧のような大きいものは使いません。
最近寒くなってきましたが、住まいの暖房はだいたい20℃前後。しかし、灯油やガスストーブを使った場合、熱源の温度は数百℃になります。熱源の高さでいうと、これはバターナイフではなく、斧と言えるかもしれません。
そこで利用価値の高いのが、太陽熱温水器。
屋根の上に載せて温水を作る装置です。
1980年代によく用いられましたが、最近はあまり耳にしません。太陽光発電の方がよく耳にします。
太陽光発電は太陽のエネルギの10%程度しか電気になりません。
それに対し、、太陽熱温水器の効率は50〜60%前後。太陽光発電よりずっと高効率なのです。
太陽熱温水器は、設備費用が比較的安いため、費用対効果が高いとされます。構造もシンプルで、いわゆる(良い意味で)枯れた技術なので、性能や耐久性にもこれまでの経験があります。
一般的な商品で、夏は70℃、冬でも40℃の温水が作れます。高性能のものを選ぶと、冬でも50℃程度になります。(いずれも太平洋側、快晴の場合)
これを夏はお風呂に、冬は暖房に使えば、CO2の発生はなく、とってもクリーン。
先の「バターを斧で切ってはいけない」で言うと、バターナイフに相当する熱源でしょう。
このように、建築地によっては、十分検討する価値のあるものです。
マンションの屋上は大抵何も使っていないので、ここに、太陽熱温水器や太陽光発電装置を置いたら、住んでいる方に大きなメリットになる可能性があります。
マンションでも、外断熱で建物の省エネを進めれば、建物の暖房の多くを太陽によってまかなえるかも知れません。
(日射のエネルギは、水を温めることに使われるので、最上階の方にとっては、夏の暑さ対策にもなります。)
マンションの宣伝に有名人を使っても、その効果はマンションが完売するまで。20年経ったら誰も覚えていないでしょう。
有名人を使うことによる広告宣伝費を、、太陽熱温水器のようなものに先行投資してくれたら、そこを買って、住まわれる方には長期に渡ってメリットがあります。
太陽熱温水器。
省エネや地球温暖化が各所で言われる今、そのクリーンさと実用性の高さから、再び見直されても良いものであると思います。
http://t-ohshita.com