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物件のことは大下が伝授!
大下 達哉 株式会社 さくら事務所
日々のインスペクションの現場から、重要なポイントをお伝えします。
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| プロフィール |
と思っていませんか?
一般の人だけでなく、建築の関係者にも、このように考えている人が多いと思います。
結論から言えば、筋かいが無くても強い家は建ちます。
しかも、より安全で、あたたかく、品質の確保しやすい家が。
一般的に言われる筋かいのデメリットには、以下の点があります。
・材料として、品質が安定していない。
・断熱材が入れにくく、施工性が悪くなる。
・地震の際、柱の上下に大きな力がかかる。
・強さにおいて、左右の方向性がある。
・地震の際、強度が急激に落ちる、「もろい」壊れ方になる。
(この理由により、品確法の耐震等級の判定が不利)
それでは、筋かいの変わりに何を使うのでしょうか?
それは、「面材」です。
面材とは、構造用合板、ダイライト、モイス、かべ震火、石膏ボードなどの材料のことを指しています。
面材はいずれも工業製品のため、強度・寸法などの品質が安定しています。
これに対して、筋かいとして使われている材料の多くは無垢材。
品質が安定している集成材を使うのは、かなり少数派。
無垢材の場合、細かく言えば、節の有無によって強度は違ってきます。しかし、建築基準法には、何センチ以上の節があったらNGなどとは書かれていません。
現場のチェックによってたまにあるのが、筋かいの寸法が足りないということ。
一般的には、厚さ45mm × 幅90mm以上の筋かいを使う必要があり、建築基準法に明記されています。
しかし、実測すると、90mmを下回っていることがたまにあるのです。
新築の工事中の物件において、筋かいの幅が90mmを下回っていた例
「○○mm以上」と法律などに書かれている場合、その数字通りピッタリの寸法にするのは、建築業界の悪いクセですが、マージンが無いために、加工精度によって、規定の寸法を下回ってしまうのです。
木造在来工法の物件を最も多く手がけているのは、住友林業ですが、既に筋かいは1本も使っていません。面材で強度を確保しています。通し柱も無いほどです。
木材と専用の金物を使った、積水ハウスのシャーウッドでも、筋かいは1本もありません。
これらは、過去の木造の研究を知っていれば当然の流れであり、工法的な進歩であると思います。
筋かいについて書き出すと長くなるので、次回に引き続きます。
http://t-ohshita.com/