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物件のことは大下が伝授!
大下 達哉 株式会社 さくら事務所
日々のインスペクションの現場から、重要なポイントをお伝えします。
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| プロフィール |
免震は、地震の入力そのものを減らすことができます。
しかし、制振は地震による揺れを小さくすることしか出来ません。
制振は揺れが小さくなるものの、揺れは生じます。
また、効果があるのは、制振装置を入れた場所よりも上の範囲のみとなります。
つまり、2階建ての住宅の場合、免震は1階・2階ともに揺れが減りますが、制振の場合、1階は普通の建物と同じ揺れ方で、2階のみ揺れが減ることになります。
制振装置を採用したハウスメーカーのカタログにおいて、実験データの計測位置が、「2階床面」になっているのはこのためです。
1階 床面を計測しても、制振では揺れは減らないのです。
免震は震度7を震度3〜4にしてくれるが、制振は震度7を震度7にしかできない
という言い方をされる方もいます。
あるハウスメーカーは、制振を採用したことで「免震」の先へというCMを行なっていましたが、敷地条件に余裕がある場合、私はそのようには思いません。
スーパーゼネコンのうち、最近本社を建て替えた、あるいは建て替え中である鹿島と清水建設は、いずれも免震を採用しました。
スーパーゼネコンが本社に免震を採用したという事実が、建築エンジニアの本音なのかも知れません。